科学技術論文の書き方
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参考文献の引用・参照


自然科学の学術論文では自明なことがら以外は,総てにその裏付けを必要とする. 自分が成し得た研究の直接の内容・結果を裏付けるのは, その定量的理論,定性的理論,実験結果に基づく客観的な考察である. だから参考文献は必要ない,と言っているのではない. 自分がその研究で見いだしたこと以外の内容を裏付けるもは既発表の文献である. 論文でそれらを明示的に裏付ける手段が参考文献の引用である.

あなたの行った研究は,学術研究であれば必ずほかの先人の研究成果の上に成り立っている. 直接に参考にして実験・調査等を行わなかったにしても,あなたの研究は学術というピラミッドを構成するひとつの石であり,その石の下にはその石を支える石がある. そのような先人の研究成果は,参考文献として引用することによって読者が読んだときにピラミッド構造の一部を垣間みることができるのである.

そのような先人の研究は「参考文献として引用・参照」しなくてはならないのである. どの程度の関連論文まで引用するか,は難しい問題である.

参考文献の引用で注意すべき点は主として次の三点であり本章ではこれらについて考える.

  • 「引用・参照する場所での書き方」
    本文中でどのように表現するか,という問題であり,Web でいうアンカーに相当する.
  • 「引用・参照する文献情報の書き方」
    論文の末尾でリストアップする参考文献情報の書き方,リストの仕方である.
  • 「引用・参照する文献の選定」
    なんでもかんでも引用できるわけではなく対象文献は厳選しなくてはならない.