科学技術論文の書き方
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[ ]b Coffee Break

国際会議への参加

クレジットカード

海外渡航にクレジットカード (credit card, charge card) は必須である. よく借金は嫌いだ,とか戯言をいう御仁がいるが,それは海外旅行ではとんでもない考え方だ. 特に欧米諸国では金員支払いのみならず,クレジットカードは身分保証・支払担保として活用される. クレジットカード提示なしには,例え現金での支払でもホテルの予約, 宿泊も断られることが多い. そう,「カードでなく現金で支払うから良いだろ」とフロントで詰め寄ってもダメなのである. 現金は,貴方が部屋の備品を持ち出さない,という担保にはならないからだ.

また,本題の国際会議の参加登録でも使用する. 「まっだぁなるず」などファストフード店でも躊躇することなく使用してよい.

加盟店から見たクレジットカード

カードホルダー (ユーザ・顧客) がカード払いした金額に応じて,95% 程度の金額がカード会社 (アクワイアラ) から加盟店に支払われる. 残りの 5% 程度がアクワイアラと国際ブランドの取り分のマージンとなる. このマージンは概ね最高 5% であるが,加盟店とアクワイアラの力関係で 2〜5% にもなりうる. カード会社から得られるポイントサービスなどはこのマージンで賄われていることとなる. 現金販売価格に対して,カード使用時にこのマージン (あるいはそれ以上) を上乗せする悪徳加盟店も存在するが, それは加盟店との約款違反である.

イシュア・国際ブランド・アクワイアラ

クレジットカードのブランドでよく誤解している人がいる. イシュア (issuer) と国際ブランド (international brand) の存在である. 簡単に言うと,カードホルダーにカードを発行するのがイシュア (カード発行会社/国内ブランド) ,加盟店と提携するのが国際ブランドであり, 加盟店のある国 (地域) ごとイシュアが加盟店を束ねて国際ブランドと直接提携している. 加盟店を束ねるアクワイアラ (acquirer) についてはカードホルダーが関知する必要は全く無い.

一方,国際ブランドに対応して国内ブランドとでもいうべきもの (DC,OMCとか) もあるが, 現実にはイシュアとしてしか機能していず意味が無いことと海外では無関係なので割愛する.

イシュア: 三菱UFJニコス株式会社
国際ブランド: VISA
 
イシュア: 三井住友カード株式会社
国際ブランド: MasterCard
 
イシュア: 株式会社ジェーシービー
国際ブランド: JCB International
 
イシュア: アメリカン・エキスプレス
国際ブランド: American Express International
 

イシュア

イシュアというのは,カードホルダーになろうとする人が発行を申し込む直接の相手会社でありその人の信用審査を行い,直接のカード発行会社となる. 例えば "◯×銀行カード" とか "△×ファイナンス" とかである. もともと銀行系,信販系が発行していたが, 最近ではファストフード,自動車会社,スーパーマーケット,はては大学までイシュア (バンク系・ノンバンク系以外のものはメジャーイシュアではなく実際は発行提携イシュア) となっている. ある人がクレジットカードを申し込むときに審査するのはイシュアであり,国際ブランドとは直接は関係ない. これらのイシュアごとに独自のデザインのカードが発行される. 大手の殆どの航空会社もクレジットカードを出しているが,この場合はその航空会社がイシュアであることは殆どなく, 普通は銀行系イシュアとの単なるマイレージ提携である. たとえば,なんとかスーパーマーケットのカードで MasterCard を申し込んでも, MasterCard が貴方の審査をすることはなく,イシュア (ニコスとか) または発行提携イシュア (なんとかマーケット) が審査する. 上の画像も航空会社提携カードであるものの航空会社はイシュアではなく,クレジットカードとしては ANA, JAL, NW は全く関知せず単なる加盟店扱いである.

国際ブランド

イシュアが発行したカードの表に,ホログラムのマークが入っているのを見たことがあるだろう. これが国際ブランドである. クレジットカード加盟店はイシュアと提携するのではなく, こちらの国際ブランドと提携 (中間会社あり) するのである. 加盟店は,イシュアがどこか,ということには全く関心がなく,大事なのは国際ブランドなのである.

従って,イシュアから発行されたカードには必ず国際プランドが提携されている. もし国際ブランド提携が無いカードがあったら,それは現実的には使い物にならない. 現実にはどこのイシュアで発行審査を受けても,結局はどれかの国際ブランドとの提携カードが発行される.

国際ブランド名をここでまとめておく. 加盟店数の観点からは上から VMAJD がメジャーであるが, 国際会議出席という観点からは MasterCard と Visa のどちらかで問題ないだろう.

  • Visa: 比較的,米国系加盟店で強い.
  • MasterCard (MC): 比較的,欧州系加盟店で強い.
  • Amex (American Express): 実は使い勝手が非常に悪い.
  • JCB: 日本以外では問題外.店表玄関にシールが貼ってあってもダメ.
  • Diners Club: 高属性のお金持ち専用である.
  • Discover: 米国外では問題外.
  • China UnionPay (銀聯): 中国人にはこれが神様のようだ.本来はクレジットではなくデビットカードである.

イシュアと国際ブランドの関係

よくよく考えてみれば, 国際ブランドが申し込みの度にそれぞれの個人の信用を調査して発行審査するのは煩わしいということと, イシュアである "○×大学カード" などが直接,多くのクレジットカード加盟店と提携するのは煩わしい, そして個人と繋がるイシュアと加盟店を束ねる国際ブランドが分離した方が経済的に都合が良い、 ということは容易に想像できるだろう. イシュア単体では信用度が低くマーケティングできないため,加盟店への信用を国際ブランドに99%おんぶしているのである(残りの1%は...).

このように通常はイシュアと国際ブランドは別物であるが, JCB や AMEX は国際ブランドであり,かつイシュアとしての活動もしている (筆者はこれが JCB と AMEX の使い勝手が悪い根源ではないかと推測している). MC や VISA の直接発行のカードも存在するようではあるが極めて特殊である. おそらく JCB も直接発行よりイシュアを通したカードの方が一般的なのではないかと思う.

クレジットカードでのキャッシング

クレジットカードには「S 枠」「C 枠」と呼ばれる使用金額制限がある. S は Shopping, C は Cashing である. この C 枠で海外でも以下の [Plus] [Star] [Cirrus] 提携の国際 ATM 網でキャッシング (正真正銘の借金です) できるが, これはあくまでも「海外で他の通貨調達が不可能となったときのみ」の緊急避難的手段と心得よう. このような最終保険としてのみ意義がある.

同じ国際 ATM 網利用であってもそのような借金としてのクレジットードのキャッシング利用に対して,銀行カードでの国際 ATM 網利用はその銀行口座からの引き出しである. キャッシングと引き出しは雲泥の差がある.

   

実用英会話

クレジットカード: credit card, charge card
  • “Do you take (some) credit cards?”
    (カードは扱ってますか?)
    聞かなくても普通だけど.Could you take credit cards? はダメ.
  • “Do you take this credit card?”
    (このカードは扱ってますか?)
    聞いた方がいいことも...Could you...はダメ.
  • “Sorry, we don't take JCB.”
    (JCBは扱ってません.)
    ここのステッカーがある店で扱えた率: 10%以下 ;-p
  • “I would like to pay with this card.”
    (このカードでお願いします.)
  • 店の人: “Credit, or debit?
    (クレジット? それともデビット?)
  • 店の人: “ID?” / “ID, please.” / “Photo ID, please.”
    (写真付きの身分証明書みせて!)
    と言われたら,パスポートとか国際免許証、あるいは写真付きのクレジットカードを見せる.日本語のものは“Jap, fu*k you!”という顔で見られる.ちなみに私は米国運転免許証所持 :-)
  • 店の人: “This card wouldn't work well. Do you have another one?”
    (なんか,これ使えないわ,他のある?)
    意外に多い...

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